関西錦陵会の「3つの楽しさ」
令和7年(2025年)7月7日
昭和51年卒 土方千春
聞くところによると、「関西の総会は楽しい」という「うわさ」があるようです。まあ、関西は「それしかない」と言われれば「それしかない」のですが、「楽しい」ということは、何をするうえでも「基本」と言えます。
というわけで、今日はひとつ、「関西錦陵会の楽しさとは何か?」について考えてみたいと思います。
まず、「関西錦陵会の楽しさ」には「3つ」あると思うのです。
その1つめは、言うまでもなく、「参加する楽しさ」です。
「創立260年を超える伝統校」の同窓生として集い、母校のさまざまな活躍を喜び合いながら、懐かしさを感じ、諸活動をともに楽しむという楽しさです。これは、同窓会ならではの醍醐味とも言え、これがなくては、楽しい同窓会は成り立ちません。
しかし、実は、関西錦陵会の楽しさはこれだけではありません。「関西錦陵会の2つめの楽しさ」、それは、「運営する楽しさ」です。
ご存知のように、関西錦陵会では今年も当番期がおりません。しかし、関西には、定期総会の際には、毎年のように当番期の代わりに司会やアトラクションを担当してくれる「企画運営部隊」がおります。
「また今年もか…」と言いながらも、やると決めたらとことんやってくれる面々です。みな現役で仕事をしながらの準備ですので、さぞかし大変だろうと思うのですが、みなさんに楽しんでもらうために一生懸命準備をする姿は、生き生きとしていて、楽しげに見えます。
「まさに、これこそが、運営する楽しさ」なのではないかと思うのです。先日の定期総会でも、大いに会を盛り上げていただき、今年初めてご招待した他支部からの来賓の方々にも、「やっぱり関西は楽しい」と喜んでいただきました。本当にありがとうございました。
そして、最後の、「関西錦陵会の3つめの楽しさ」、それは、「スキルアップする楽しさ」です。
「さては、何か運営を手伝わそうとして無理やりこじつけてるな」と思われた方はお察しがいいと思いますが、しかし、あながち「こじつけ」とは言えないものがあります。先ほどご紹介した「アトラクション部隊」もそうです。彼らの本来のスキルに加えて、エンターテイメントのノウハウやわざが年々しっかりと身についてきているような気がしています。
私自身、関西錦陵会において、ホームページ担当、パンフ表紙デザイン、さらには、横断幕デザインにいたるまで、いろんなことを経験させてもらって、それが新しいスキルとして身についています。私の仕事はもともと文章系なのですが、それに加えて、デザイン系のスキルが身についたわけです。
私だけではありません。関西では、Google sitesという仕組みを使ってホームページを作成していますが、その編集に携わることで、自分の業種とはまったく関係のない、コンテンツ作りというクリエイティブな世界を楽しんでいる人もいます。
というわけで、今、関西錦陵会では、「運営のお手伝いをしていただくことで、新しいスキルを身につけたい」という方々を募集しております。興味のある方はぜひお申し出ください。年齢は問いません。
お手伝いいただいても、残念ながらお金は出ません。しかしながら、これからの時代は、AI技術も高度になってきますから、自分の専門一つだけでやっていくのは難しいかもしれません。小さなスキルでもいいので、マルチなスキルを身につけることが、これからの豊かな人生設計のカギになるのではないでしょうか?
みなさん、どうぞよろしくお願いいたします。3つの関西の楽しさをいっしょに磨いていきませんか?