会長挨拶
令和6年(2024年)7月1日
昭和51年卒 土方千春
本年度より、古賀前会長の後任として会長に就任いたしました。ここまで関西錦陵会を盛り上げてくださった先輩方の功績にはとても及びませんが、その伝統を引き継ぎながら、若い会員の方々の協力を得て、さらに大きく前進していく同窓会づくりを目指したいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、社会に目を向ければ、改めて申し上げるまでもなく、不安だらけの世の中だと言えます。このままでは日本という国はどうなってしまうのか?自分たちの将来には果たして希望はあるのか?と思わざるを得ません。
そんな状況下にありながら、人々が結束し力を合わせて明るい未来を作ろうという動きも見られず、「お一人様」がトレンドとしてすっかり定着し、人づきあいが面倒だ(時間がない)ということから自治会・町内会などの組織の存続も危ぶまれ、プライベートを大切にしたいという理由から職場での「飲みニケーション」も激減しています。
確かに、人づきあいは面倒なものかもしれません。時間も取られるし、お金もかかる、ましてや、意見の合わない人もいて「対立」も必ず生まれてきます。しかし、「人」との関わりがなければ、その先にあるのは、間違いなく「孤独」です。孤独は「死」への道です。面倒な人づきあいがあるからこそ、人間は生き続けることができるのだと思います。
その意味で、「人の集まる場所」として、ユニークな位置づけにあるのが「同窓会」ではないかと考えています。企業や職場でもない、自治会でもない、「第三の組織」としての同窓会。そこには、同じ母校・故郷ならではの懐かしさや安心感があり、普段は出せない「自分らしさ」を自然に出せる場所かもしれません。
皆様にとっての「同窓会」とは何でしょうか?
まず、その意義付けをいっしょに考えてみませんか?そこから新しい何かが生まれ、小さな組織でありながら、その活動エネルギーが少しずつ社会にもたらすものもあるかもしれません。
本年度より、ホームページも刷新し、SNSも活用しながら、カンポ会(山歩き)やゴルフ同好会に加え、さらなる活動メニューの充実も図っていく予定です。
どの活動メニューでもかまいません。皆様の会へのご参加を心よりお待ちしております。